オーストラリアの最高のビール醸造所
オーストラリアでトップクラスのビール醸造所を紹介します。
原文:エイミー・フレイザー
オーストラリアの美しい風景を、現地の活気溢れる雰囲気の中で味わい深いビールを片手に楽しむには、趣のある醸造所がお勧めです。オーストラリアには、気の置けない友達とビールを飲み交わしながら時間を過ごせる和やかな雰囲気の醸造所が各地にあります。昔ながらの風味を楽しめる銘柄や酸味の利いたユニークな銘柄など、色々な味を試してみましょう。
フェロンズ・ブリューイング・カンパニー
こんな方におすすめ:リバーサイドの風景を楽しみたい方
陽が降り注ぐクイーンズランド州の州都ブリスベンのストーリー・ブリッジ(Story Bridge)下で営業するフェロンズ・ブリューイング(Felons Brewing)では、輝くリバーサイドの風景を眺めながら、美味しいビールを楽しめます。地産地消にフォーカスしたこの醸造所では、エールビールが人気です。大切な友達と、現地で大人気の爽やかなビールをブリスベン・リバー沿いで味わいましょう。
ヘミングウェイズ
こんな方におすすめ:トロピカルな雰囲気を味わいたい方
トロピカルなシーンで、キンキンに冷えたビールを飲んでリフレッシュしませんか?ポート・ダグラス(Port Douglas)とケアンズ(Cairns)に店舗を構えるヘミングウェイズ・ブルワリー(Hemingway's Brewery)では、ウォーターフロントで受賞ビールを楽しめます。グレート・バリア・リーフで終日シュノーケリングを楽しんだ後はヘミングウェイズ・ブルワリーに立ち寄って、さまざまな銘柄を味わいながら、この醸造所が持つ奥深い「ビールの歴史」に親しみましょう。
グッディソン・ブルワリー
こんな方におすすめ:ブドウ園の中でビールを飲んでみたい方
マクラーレン・ベール(McLaren Vale)はワールドクラスのワインで有名な地域ですが、実は、受賞醸造所のグッディソン・ブルワリー(Goodieson Brewery)で美味しいビールも味わえます。グッディソン・ブルワリーのオーナーであるジェフさんが、天然の原料を伝統的な手法でブレンドして、大胆な味わいのビールを製造しています。遥か彼方まで広がるヴィンヤードと小川に沿って続く木々を見下ろすテラスで、ビールを試飲してみましょう。
ベントスポーク
こんな方におすすめ:サステナビリティを意識した経営に関心がある方
キャンベラにあるベントスポーク(BentSpoke)は新規性に富むアイデアを積極的に取り入れているモダンな醸造所で、受賞ビールが高い人気を博しています。カラメルモルトを用いたナッツ風味の「レッド・ナッツ・IPA」からラズベリーウィート・ビールまで、さまざまな銘柄を試してみましょう。なお、ベントスポークでは環境に配慮した事業形態を取り入れており、サステナビリティを意識した取り組みを行っています。
マッツォズ
こんな方におすすめ:現地のオージーと交流したい方
西オーストラリア州の美しい海辺の町、ブルーム(Broome)に店を構える醸造所「マッツォズ・ブリュワリー(Matso’s Brewery) 」は、1997年以来、「オーストラリアで最も人里離れた場所にある醸造所」として人々に親しまれています。ただし、この醸造所の魅力は、地理的な特徴だけではありません。マッツォズは、オーストラリア国内でも特にクリエイティブなオリジナルのビールを造っていることでも有名です。スパイスの利いたトウガラシ・ビールや、マンゴーの風味が爽やかな銘柄を試してみましょう。
ヤング・ヘンリーズ
こんな方におすすめ:コラボ銘柄がユニークな、活気溢れる醸造所に行きたい方
ヤング・ヘンリーズ(Young Henry’s)醸造所は、シドニー郊外の一つで多様な文化が融合するニュータウン(Newtown)にあります。この醸造所は、高級ビールとロックンロールな雰囲気で有名です。元々倉庫として使われていた施設を改築して作られた店内で、のど越しの良いラガーやエールから、「ティラミス・ホワイト・スタウト」や「コーラル・サワーズ」をはじめとするユニークな銘柄まで、気になるものを色々と試してみましょう。また、トレンドに敏感なヤング・ヘンリーズでは、ロックバンドの「フー・ファイターズ」やファッションブランド「アフェンズ」などとの最新のコラボ銘柄も販売されています。
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ムーン・ドッグ
こんな方におすすめ:生き生きとしたアートとビールを楽しみたい方
ムーン・ドッグ(Moon Dog)は、メルボルン郊外の2か所に醸造所を構えています。元々倉庫として使われていた物件を改装して作られた店舗の内外は、ストリートアートとフェアリーライトで見事に飾られており、生き生きとしたアートとビールの両方が楽しめる、貴重な醸造所です。ピーチ・アンド・プラム・サワー・エールなど一風変わった銘柄や、コニャック・バレル・エイジド・ダブル・IPAなどオシャレな銘柄を試してみましょう。
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カスケード・ブルワリー
こんな方におすすめ:山岳の風景と歴史に関心がある方
深い歴史が刻まれた街、ホバートにある醸造所「カスケード・ブルワリー(Cascade Brewery)」は、現地の住民にも観光客にも大人気のスポットですが、この場所の魅力はビールだけではありません。ウェリントン山(Mt. Wellington)の麓に位置するカスケード・ブルワリーは創業1824年と、オーストラリア国内で現在も営業している醸造所の中で最古の場所です。歴史を感じさせる建物や風景を楽しみつつ美味しいビールを楽しめる、大人気の醸造所です。
リトル・クリーチャーズ
こんな方におすすめ:ペールエールのパイオニアにトライしてみたい方
パースの港町、フリーマントル(Fremantle)にあるリトル・クリーチャーズ・ブルワリー(Little Creatures Brewery)は、オーストラリアのクラフトビール醸造所のパイオニアです。この醸造所は長年にわたりペールエールで高い評価を得ていますが、シングルバッチ(単一のビール樽)の良質なスタウト、酸味が効いたサワーズ、低カロリービールも人気です。活気溢れる屋外席で、窯焼きピザをスクーナー(schooner)サイズのビールと一緒に楽しみましょう。
バルター
こんな方におすすめ:受賞エールビールとトレンディーなグッズに興味がある方
ゴールド・コーストの市街地からさほど遠くない場所にあるサーフィンで有名な町、カランビン(Currumbin)には、ミック・ファニング氏をはじめとするオーストラリア人のプロサーファー4人が共同で立ち上げた醸造所「バルター(Balter)」があります。最新の流行を捉えたグッズから倉庫風のサーバー室までがそろうバルターには、サーファーが好むミニマリズムを意識したデザインが凝らされています。この醸造所で特に高い人気を集めているのは、ペールエールです。バルターでは、「ティニー・ハーリング(Tinnie Hurling)」(カーリングのように、標的を狙ってテーブルの上でビールの缶を滑らせるゲーム)に参加して楽しいひと時を過ごしましょう。
ゴールド・コーストの醸造所の詳細を見る。
セント・アンドリューズ・ビーチ・ブルワリー
こんな方におすすめ:ビアガーデンと地産地消のグルメを楽しみたい方
モーニントン半島(Mornington Peninsula)の先端にある人気の醸造所、セント・アンドリューズ・ビーチ・ブルワリー(St. Andrews Beach Brewery)では、素晴らしいビアガーデンで美味しい料理と爽やかなエールビールを楽しめます。この醸造所には最先端の技術を取り入れたイタリア式醸造室と農場があり、現地で生産された食材を活かした料理を醸造所で出来立てのビールと一緒に味わうことができます。ぜひ立ち寄って、陽の光が降り注ぐビアガーデンでランチとビールをゆっくりと楽しみましょう。
ストーン・アンド・ウッド
こんな方におすすめ:気の置けない友達とリラックスしてビールを飲みたい方
ニュー・サウス・ウェールズ州北部に位置するオシャレな町、バイロン・ベイ(Byron Bay)では、オーストラリアで非常に有名なクラフトビールが生産されています。午後のサーフィン、ノリの良いライブ音楽、気の置けない友達と楽しむビールなど、バイロン・ベイらしいシーンを全面に押し出した醸造所が、ストーン・アンド・ウッド(Stone & Wood)です。ぜひ立ち寄って、海からヒントを得た「オリジナル・ペールエール」や、バイロン・ベイ地域に広がる緑豊かなヒンターランド(内陸部の森林地帯)をイメージした「グリーン・コースト・ラガー」を試してみましょう。