オーストラリアで体験したいバックパッカー向けアクティビティ

原文：カーリー・スペック

巨大な砂丘を滑り降りることから、シドニー・ハーバー（Sydney Harbour）で楽しむパーティーまで、オーストラリアでしかできない体験は数え切れないほどあります。オーストラリア旅行で必ずやっておきたいことのリストに入れて欲しい素敵なアイデアをいくつかピックアップしました。

1.別世界のような風景の中に迷い込む

広々としたピンク色の湖、太古の姿を留める手つかずの熱帯雨林、砂漠から波打つようにそびえ立つ石灰岩の一枚岩など、一度は訪れてみたい素晴らしい自然の見どころはオーストラリアの各地にあります。日常生活から離れて、このような別世界の風景の美しさに浸りましょう。すべての瞬間を捉えられるよう、カメラを必ず持って行ってください。

2.不思議な野生動物に出会う

オーストラリアの不思議で素晴らしい動物たちを見ないまま旅を終える訳にはいきません。ロットネスト島（Rottnest Island）に行けば、陽気なクオッカと一緒に過ごすことができます。どうやらクオッカの笑顔は伝染するようで、見ていると自分までついニコニコと笑ってしまいます。かわいいコアラやタスマニアン・デビルは、多くの動物園やワイルドライフ・パークで見ることができ、ダーウィンの近くでは野生の巨大なイリエワニを見る爽快なクルーズに出かけることもできます
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3.アドレナリンを全開にする

アドレナリンが全開になるような旅をしましょう！オーストラリアでできるスリル満点のアドベンチャーは、ただ爽快な気分を味わうだけでなく、思わず息を呑むような風景を驚くほどスリリングな視点から見る機会になります。果てしなく続く海岸線を目指して飛行機から飛び降りたり、緑豊かな熱帯雨林のラグーンへ向けてバンジージャンプをしたり、世界で最も高い場所からの懸垂下降を体験したりすることができます。

4.水の上でリラックス

オーストラリアは驚くほど美しいビーチで海水浴やサーフィンができるとして有名ですが、オーストラリア人が海に行く方法は他にもたくさんあります。何でも試してみれば、きっと旅のハイライトになるでしょう。ボンダイ・アイスバーグ（Bondi Icebergs）にある東海岸で最も有名なオーシャン・プールで泳いだり、自分専用のピクニック・ボートに乗ってバーリー・グリフィン湖（Lake Burley Griffin）を満喫したり、熱帯雨林の中をのんびりと散策したり、インフレータブルボードに乗って自然の景色や音を楽しんだりすることができます。

5.都会の生活に浸る

人混みを避けるためのアイデアから、食事をするおすすめの場所に関する地元民ならではの知識まで、一番よく知っているのはそこに住んでいる人たちです。地元に密着したヒントを参考にして、オーストラリアの都市を巡ってみましょう。ハーバー・クルーズはやめて、サーキュラー・キー（Circular Quay）からマンリー（Manly）までの通勤フェリーに乗ってシドニー・ハーバーの素晴らしい風景を（手頃な料金で）眺める、メルボルンのレーンウェイ（路地裏）を散策して穴場を見つける、ブリスベン川沿いのピクニック・スポットを探す、などといった体験はきっと素敵な思い出になります。

6.古代の文化から学ぶ

オーストラリアにいる間に、世界最古の現存する文化を体験することをおすすめします。たとえば、聖なるウルルの傍らでアナング族のアーティストたちと一緒に伝統的なドット・ペインティングの技法で物語を描き出す方法を習う、あるいは世界遺産に登録されているシャーク・ベイ（Shark Bay）の沖に漕ぎ出して、その地域のドリーミング（Dreaming）の話を聞くといった体験はいかがでしょう。都市部にもさまざまな機会があります。ウォーキング・ツアーに参加すれば、メルボルン（ニャーム）のような都会にも、高層ビルが建つずっと前から伝わってきた文化や歴史があるのを知ることができます。

7.アクティブに行動する

挑戦的で達成感のあるアクティブなアドベンチャーで、胸を高鳴らせましょう。南半球最大の砂丘の頂上からボードに乗って滑り降りたり、オーストラリア屈指のスキーリゾートを訪れてゲレンデを気持ちよく滑走したり（そしてアフタースキーも楽しんだり）すれば、気分は爽快です。マウンテン・バイクに挑戦するなら、タスマニア州には山の中をくねくねとカーブしながら走り抜ける素晴らしいトレイルがあり、レベルに応じて選ぶことができます。

8.フェスティバルに参加する

一年のどの時期でも、オーストラリア各地でさまざまなフェスティバルやイベントが開催されています。冬の夜にはシドニーの街の通りが無料の公共ギャラリーになり、街並みが魅惑的なビビッド（VIVID）の光のショーケースに変わります。アデレード・フリンジ フェスティバル（Adelaide Fringe Festival）の期間中は、無料またはチケット制の素敵なライブ・ミュージック、コメディ、演劇を楽しみに、人々が南部を目指して集まります。さらに北に行けば、ケアンズ・インディジナス・アート・フェア（Cairns Indigenous Art Fair）があり、4日間にわたって多様性に富んだ素晴らしいアボリジナルアートを目にすることができます。

9.雲の上に舞い上がる

贅沢をするだけの価値がある体験もあります。シートベルトを締めて、オーストラリアの陸、海、空の上を高く飛ぶ準備をしましょう。豪華なヘリコプターによるパブ巡りで、ダーウィンの指折りの地元のパブに立ち寄って、スクーナー（生ビール）を注文するツアーはいかがでしょう。グレート・バリア・リーフを空の上から眺めて、ハート・リーフ（Heart Reef）のような素敵なサンゴ礁を見るのもおすすめです。もう少しリラックスした雰囲気がよければ、絵画のように美しい熱気球に乗って、キャンベラのバーリー・グリフィン湖（Lake Burley Griffin）の上空に浮かび上がることもできます。

10.人懐っこい海の生き物と一緒に泳ぐ

海に飛び込んで野生の海洋生物と一緒に泳ぐのは本当に忘れられない体験になります。オーストラリアの海岸線には、やりたいことのリストに載せたいことがたくさんあります。カンガルー島（Kangaroo Island）は野生動物に出会える天国とも言える場所で、海岸ではこの地に生息しているいたずら好きなイルカと一緒に泳ぐことができます。ジンベエザメと一緒に泳ぐのは少しスリリングに感じるかもしれませんが、この巨大な生き物は実はとても穏やかな性質です。ニンガルーリーフ（Ningaloo Reef）ではジンベイザメの横でパドルを漕ぐことができます。素晴らしいグレート・バリア・リーフを訪れれば、雄大な姿を見せるマンタと一緒に泳ぐチャンスがあります。

11.思い出に残るハイキングに出かける

トレイルの頂上に到達し、文字通り息を呑むような風景に出会うほど素晴らしいことはありません。日帰りハイキングでも、数日間にまたがるチャレンジグなコースでも、オーストラリアの原生地域を徒歩で探索するのは、まさに魔法のような体験です。パルピット・ロック・ウォーキング・トラック（Pulpit Rock Walking Track）でブルー・マウンテンズ（Blue Mountains）のワイルドフラワーが咲き誇る中を気楽に歩く3時間のコースや、スリー・ケープス・トラック（Three Capes Track）に沿ってタスマニア州の荒々しい海岸を3日間トレッキングするコース、またララピンタ・トレイル（Larapinta Trail）でさまざまな風景の中を歩くコースなどがあります。

12.地元のビールを味わう

その場所で醸造されたビールの飛び切り新鮮な味は本当に違います。オーストラリアにたくさんあるブリュワリー、ワイナリー、蒸留所で、爽やかな地元産の飲み物を味わうだけでも楽しいですが、舞台裏で働いている情熱的な人々に出会うのもそれ以上の楽しみです。個性的な都会のワイナリーで風味豊かな赤ワインや白ワインを味わうのも、のんびりとした雰囲気のブリュワリーで楽しくビールを飲むのも、しゃれた蒸留所でカクテルを飲みながら話に花を咲かせるのもよいでしょう。

13.その土地を象徴するものを見る

やりたいことのリストにオーストラリアの象徴的なランドマークを訪ねることを載せていないのなら、今すぐ載せてください。どれも手頃な費用で体験できるので、躊躇する理由はありません。エアーズ・ロック・キャンプグラウンド（Ayers Rock Campground）にチェックインしたら、ウルル（エアーズ・ロック）の神聖な赤い岩壁の回りを一周しましょう。また、シドニー・ハーバー・ブリッジ（Sydney Harbour Bridge ）に登るのは少し予算をオーバーしてしまうかもしれませんが、パイロン展望台（Pylon Lookout）からは手頃な料金でほぼ同じ眺めが楽しめます。また、ケアンズ水族館（Cairns Aquarium）では、沖に行かずともグレート・バリア・リーフの素晴らしいサンゴや海洋生物を観察することができます。

14.一晩中踊り明かす

素晴らしいライブ・ミュージック、豪華なコスチューム、ワンランク上の会場など、オーストラリア人は斬新なイベントで何かを祝うのが大好きです。シドニーの大晦日は、その中でも最大級のにぎやかなパーティーが開かれる日です。大勢の人が港に集まり、盛大な花火大会を楽しみます。数日にわたるイベントでは、バイロン・ベイ（Byron Bay）で開催されるスプレンダー・イン・ザ・グラス（Splendour in the Grass）に勝るものはありません。プログラムには国際的なアーティストが目白押しです。またダーウィン・フェスティバル（Darwin Festival）では、よりリラックスした雰囲気を楽しめます。劇場でのショーから荘厳な雰囲気のインスタレーションまで、街中でイベントが開催されます。

15.一生の思い出に残るドライブに出かける

車のトランクに必要なものをすべて詰め込んで、一生に一度とすら言えるドライブ旅行に出かけましょう。数日かけて、シドニーとメルボルンの間にある海辺の町をグランド・パシフィック・ドライブ（Grand Pacific Drive）経由でたどってみるのはいかがでしょう。この道はそびえ立つ崖の端に沿って走っています。オーストラリアの南岸をくねくねと進んで行くと、12使徒（12 Apostles）や、グレート・オーシャン・ロード（Great Ocean Road）沿いの不思議なアンファーストン・シンクホール（Umpherston Sinkhole）といった素晴らしい見どころに立ち寄ることができます。さらに時間があれば、ナラボー（Nullarbor）を訪ねて、アデレードとパースの間にある小さいながら個性豊かな町を回ってみましょう。

16.地元で愛されているスキルを学ぶ

温暖な気候に恵まれ、美しいビーチや水路は数え切れないほど。オーストラリア人の趣味の多くが水に関係しているのも不思議ではありません。情熱を注いで生きてきた人々から新しいスキルを学ぶことは、休暇を充実したものにする素晴らしい方法であり、今後もずっと夢中になれる何かを見つける機会になるかもしれません。勇気を出してサーフィンを習ったり、ゴールド・コーストでスタンドアップ・パドル・ヨガで禅の境地を体感したり、ニトミルク国立公園（Nitmiluk National Park）でそびえ立つ渓谷の間をカヌーで通り抜けたりしてみましょう。

17.星空を観察する

街を巡ったり冒険に出かけたりする間に広大な南半球の空を見上げ、驚くほど美しい星空をじっと眺めてみてください。ダークスカイパークやその地域の観察に適した場所を訪れて、遮るもののない星空を眺めましょう。タスマニア州では、空に虹色のリボンが揺れる自然現象であるサザンライト（南極オーロラ）が見られる場所を探してください。パースにあるグラビティ・ディスカバリー・センター（Gravity Discovery Centre）では、望遠鏡を使って星空を拡大して見ることができます。アボリジナルピープルの目を通して星空の謎を解き明かしながら夜を過ごすことができます。

18.地元の人のように食事をする

名物のパブ料理であれ、手の込んだデギュスタシオンであれ、オーストラリアでのグルメ体験は見逃せません。そして真っ先におすすめしたいのがブランチです。多くのオーストラリア人にとってこの食事は社交の場であり、国内各地のカフェではこのメニューに真剣に力を入れており、その多くはスマッシュ・アボカドやリコッタ・パンケーキといった定番の名物料理となっています。アデレードやブリスベンのような都会には、手頃な価格で味もよいさまざまな食べ物が見つかります。また、スーパーマーケットに立ち寄ってベジマイト（Vegemite）を手に入れるのも忘れないでください。

19.「ビッグ・シングズ」を訪ねる

巨大な羊からビルと同じ大きさの果物まで、オーストラリアでは人気のあるものを記念碑に変えることに少しこだわりがあるようです。コフス・ハーバー（Coffs Harbour）のビッグ・バナナ（Big Banana）を始めとして、これらの奇妙な創造物は記念写真を撮るのに格好の場所となっており、内部に入れるものもあります。キングストン（Kingston）にあり、無料で見られて楽しいビッグ・ロブスター（Big Lobster）は、是非訪れてみたい場所。そこにあるフィッシュ・アンド・チップス店も同じくらい有名です。動物園やツリートップ・チャレンジといった施設もあるビッグ・パイナップル（Big Pineapple）では、住人であるコアラに「グッデイ」とあいさつしてみましょう。

20.美しい島々を訪れる

オーストラリア本土から船に乗って、楽園の島にある自然の贅沢を満喫してください。南オーストラリア州の海岸のすぐ沖合にあるカンガルー島（Kangaroo Island）を訪ねて、島の名前にもなっている人懐っこい動物に挨拶しましょう。ワーキングホリデーメーカーに人気があるハミルトン島（Hamilton Island）は、グレート・バリア・リーフを巡るのに格好の拠点です。ガリ（K’Gari）（旧名：フレーザー島）には、夢のように素晴らしいキャンプスポットがあり、豊かな生物圏の中心にいることが感じられます。

21.ビーチで4WD車に乗る

がっしりとした四輪駆動車で、壮大な風景が広がるコースに沿って砂浜を走ってみましょう。ビーチドライブに挑戦してオーストラリアの美しい海岸線を走り抜ければ、アドレナリンが全開になります。体験できる素晴らしい場所はたくさんあります。波とブッシュの間を走る70kmのグレート・ビーチ・ドライブ（Great Beach Drive）、絶好のスイミング・スポットへ行けるセリックス・ビーチ（Sellicks Beach）、エバンス・ヘッド（Evans Head）にある4WD車で行けるエアフォース・ビーチ（Airforce Beach）を取り囲む国立公園巡りなどがおすすめです。

22.アウトドアのギャラリーを巡る

博物館や美術館にはあまり関心がない人でも、オーストラリアの革新的なアウトドア・ギャラリーを訪れてみれば、きっとワクワクすることでしょう。西オーストラリア州のバラード湖（Lake Ballard）に向かうと広大な塩原があり、幽霊のような彫刻が点在して、太陽の光の下で静かに影を落としています。タウンズビル（Townsville）の海岸のすぐそばにある海中美術館（Museum of Underwater Art）は、海の中で開かれている彫刻展です。一方、シドニーにあるボンダイ・トゥ・クージー・コースタル・ウォーク（Bondi to Coogee coastal walk）は、10月から11月にかけて開催されるスカルプチャー・バイ・ザ・シー（Sculpture by the Sea）の際に、一風変った彫刻が並ぶ奇抜なギャラリーになります。

23.星の下で眠る

市街地から離れて、星空の下でキャンプをして夜を過ごすのはいかがでしょう。シドニー・ハーバーにあるコカトゥー島（Cockatoo Island）のような人気のある海辺のキャンプ場では、新しい友達に出会えるかもしれません。また自然愛好家に人気のあるハビタット・ヌーサ（Habitat Noosa）では、キャビンかキャンプ用の区画を選ぶことができます。グランピングのような快適さを求めるなら、ワイルド・グース・キャンピング（Wild Goose Camping）のような会社で豪華な設置済みのテントを予約すれば、自分は指一本動かさずにセットアップしてもらうことができます。